ジャパニーズポップスを掘る

60~70年代の日本のロック&ポップスを中心に紹介していきます。

レベッカ / リミックス・レベッカ

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レベッカ 「リミックス・レベッカ」 (1987年 / FITZBEAT)

1. RASPBERRY DREAM
2. 76th Star
3. Maybe Tomorrow
4. ラブ・パッション
5. (It's just a) SMILE
6. フリーウェイ・シンフォニー
7. HOT SPICE
8. SECRET DREAM (CHEAP HIPPIES)
9. FRIENDS
10. WHEN A WOMAN LOVES A MAN

(LPは、SIDE-1が1~5、SIDE-2が6~10)

 

今日は80年代を代表する女性ボーカルのバンド「レベッカ」の本盤をご紹介します。

代表作であり出世作の「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」をご紹介する予定でしたが、個人的にレベッカを聴いた最初のアルバムが本盤だったこともあり、今回はこちらをご紹介させて頂きます。

このブログではコンピレーション盤を紹介してこなかったので、少々葛藤もあったのですが。。

 

古くからのレベッカファンならよくご存知かと思うのですが、本作は「REBECCA IV」「TIME」に続き3作連続のオリコン1位を獲得した大ヒット作でありながらも、リリース当時から本作の音像には賛否両論がありました。

 

英語の歌詞に変えてのリメイクや、ニューヨークのエンジニアを起用してのリミックスということからも察することができるように、当時アメリカで流行していたようなサウンドを狙ったのでしょう。

簡単に言えば、全体的にドンシャリサウンドに生まれ変わっています。

筆者的にはかなり好みのサウンドだったのですが、今改めて聴いてみると「時代の音」という印象も強く、オリジナル盤に収録されているミックスの良さも再確認させて頂きました。

音楽メディアの覇権がレコードからCDに変わっていく時期でもあり、デジタル時代に合わせたサウンドづくりだったのかもしれません。

 

ミックスの話はこれくらいにして。。

 

このアルバムにはドラマ主題歌「フレンズ」のヒット後、まさに絶好調なレベッカの姿が凝縮されているように思います。

土橋安騎夫さんの作曲センスも、NOKKOの弾けるボーカルも、無敵の輝きを放っています。

 

リリース後35年近くの月日が経とうとしていますが、当時のレベッカの輝きは、今の若者たちの心にも十分刺さる鋭さを持ち続けていますね。